職業訓練

【職業訓練校の手当まとめ】受講手当・給付金はいくらもらえる?条件や振込日はいつ?

2021年12月1日

職業訓練に通うとお金がもらえる!もらえるのはいくら?
職業訓練校に通うとお金がもらえるって本当?僕はいくらもらえるの?
お金がもらえるのは本当です。金額・もらえる期間は人によって異なるので詳しく解説します。

この記事を書いた人


筆者:suzunari

  • 20代で転職を3回経験済み。
  • 職業訓練は公共職業訓練と求職者支援訓練の2つを経験。
  • 両方通ったからこそ分かった訓練制度転職経験の情報を発信しています。

この記事の内容

  • 職業訓練校に通うともらえる手当の種類についてわかる
  • 例:3ヶ月の訓練コースだった場合、もらえる金額がわかる

はじめに:職業訓練は大きく2種類に分かれます

職業訓練は大きく、『公共職業訓練』と『求職者支援訓練』の2種類に分類されます。

どちらも、早期に就職することを目的として自身が必要なスキルを身につけることができる公的な支援制度です。

『公共職業訓練』と『求職者支援訓練』のどちらを受講するかによってもらえるお金の種類が変わるため、受講を検討しているのはどちらの訓練なのか、当てはまる方を確認してみてください。

  • 公共職業訓練の全体像
離職者訓練 在職者訓練 学卒者訓練 障害者訓練
対象者 主に雇用保険受給者 在職労働者 高等学校卒業者等 障害のある方
訓練期間 3カ月~2年 概ね2日~5日 1年もしくは2年 3カ月~2年
費用 無料(テキスト代除く) 有料 有料 無料
  • 求職者支援訓練の全体像

対象者・訓練期間・実施期間・費用に、公共職業訓練との違いはありません。

基礎コース 実践コース
対象者 主に雇用保険を受給できない方 主に雇用保険を受給できない方
訓練期間 2カ月〜6カ月 2カ月〜6カ月
実施機関 民間教育訓練機関等 民間教育訓練機関等
費用 無料(テキスト代除く) 無料(テキスト代除く)

職業訓練校についてもっと詳しく知りたい方は下記の記事をどうぞ。

公共職業訓練を受講するともらえる手当

公共職業訓練

公共職業訓練を受講すると、以下の手当がもらえます。

  • 基本手当
  • 受講手当
  • 通所手当
  • 寄宿手当

順番に解説していきます。

①基本手当

基本手当とは、雇用保険受給資格者証に記載のある基本手当日額 × 訓練期間の日数が支給される手当のことです。基本手当日額は離職前の賃金に応じて1人1人異なります。

雇用保険受給資格者証に基本手当日額の記載があるので、お手持ちの物を確認してみてください。

雇用保険受給資格者証とは、基本手当(失業保険)を受け取れることを証明する書類のことです。

訓練期間中に雇用保険受給資格者証に記載のある所定給付日数分の基本手当の支給が満了した場合には、訓練の受講を終えるまで延長して支給対象となるメリットがあります。

基本手当がもらえる対象の人・条件

  • 雇用保険受給資格者の方。

就労等を行なった場合や、やむを得ない理由以外で欠席した場合などはその日の手当は支給されません。

②受講手当

受講手当とはお昼代のようなもので、日額500円が最大40日分支給される手当のことです。最大でももらえるのは20,000円です。(500円×40日=20,000円)

訓練期間が40日以上あれば、自動的に最大の40日分もらえます。

  • 受講手当の上限は40日(20,000円)
  • 就労等を行なった場合や、やむを得ない理由以外で欠席した場合などはその日の手当は支給されません。

受講手当がもらえる対象の人・条件

  • 雇用保険受給資格者の方。

③通所手当(交通費)

訓練校まで通う際に交通機関を利用する場合、1ヶ月定期券の金額が毎月支給されます。

ただし、月の途中から訓練が開始した場合・終了した場合は、1ヶ月分の定期券代を日割りで支給されます。

1ヶ月の定期代が毎月支給されるのでお金に余裕のある方は3ヶ月定期や6ヶ月定期を購入した方がお得です。

ちなみに、1年未満のコースは通勤定期券1年以上のコースだと通学定期券が購入できます。

また、交通費は自宅の最寄駅からの通いやすい最短ルートの定期券代がもらえるとは限りません。

住居から訓練施設までの最も経済的かつ合理的交通機関と経路での経路決定をハローワークが行うためです。

例えば以下の例で見てみましょう。

家から歩いて行ける距離に『最寄り駅A』・『最寄り駅B』という駅が2つあり、訓練校へはどちらの駅を使っても行けるとします。

『最寄り駅B』の方が家から近く乗り換え回数も少ない使いやすい駅だとしても、『最寄り駅A』の方が定期代が安いのなら、ハローワークの認める最も経済的かつ合理的交通機関と経路としては『最寄り駅A』として通所決定してしまう可能性が非常に高いです。

実際に筆者もこのパターンになってしまい、少し距離が遠いけど定期代が安い方で通うことになりました。

  • 交通費は自宅の最寄駅からの通いやすい最短ルートの定期券代がもらえるとは限らない。
  • 交通機関等利用者は1ヶ月の上限は42,500円
  • 就労等を行なった場合や、やむを得ない理由以外で欠席した場合などはその日の手当は支給されず、減額された金額が支給される。

通所手当がもらえる対象の人・条件

  • 住居の最寄駅から訓練校まで2km以上ある場合

④寄宿手当(該当者のみ)

寄宿手当とは家賃代や生活費のようなもので、月額10,700円が支給される手当のことです。

寄宿手当の対象者は、職業訓練を受ける施設が自宅から遠く、寄宿したり転居したりしなければいけない方が当てはまります。

寄宿手当がもらえる対象の人・条件

  • 雇用保険受給資格者・雇用保険の失業給付(失業保険)を受給していない、または雇用保険の求職者給付を受給できない方
  • 職業訓練を受けるために家族と別居して生活する方が対象で、尚且つその必要性をハローワークが認めた場合
訓練校を2校経験した筆者ですが、今までこの制度を利用したクラスメイトはいませんでした。

求職者支援訓練を受けるともらえる手当

求職者支援訓練

求職者支援訓練を受講し、雇用保険の失業給付(失業保険)を受給していない方には、職業訓練受講給付金がもらえる場合があります。

職業訓練受講給付金は、月額10万円です。

職業訓練受講給付金がもらえる対象の人・条件

職業訓練受講給付金を受給するには以下の条件を全て満たしている必要があります。

  • 雇用保険の失業給付(失業保険)を受給していない、または雇用保険の求職者給付を受給できない方
  • 本人収入が月8万円以下
  • 世帯全体の収入が月25万円(年収300万円)以下
  • 世帯全体の金融資産が300万円以下の方
  • 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない方
  • 訓練実施日に全て出席した方(やむを得ない理由がある場合でも、支給単位期間ごとに8割以上出席している方)
  • 同世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない方
  • 既にこの給付金を受給したことがある場合は、前回の受給から6年以上経過している方
  • 過去3年以内に、偽りその他の不正の行為により、特定の給付金の支給をうけたことがない方
筆者は実際にこの職業訓練受講給付金をもらいながら求職者支援訓練に通っていました。

詳しくは職業訓練受講給付金を受給する際にハローワークから話がありますが、私が実感した準備に大変だった点が下記3点です。

  • 金融資産の確認のため、持っている通帳の全てを残高記帳した上で提出しなければならない。
  • ルームシェア(同棲)をしている方は、家賃や光熱費をどのような割合で負担しているかを申告しなければならない。
  • ルームシェア申告書にはルームシェアしている相手の名前と押印が必要。

手当の振込日

手当の支給日は月末締の翌月中旬です。

実際に金融機関に振込まれる日はハローワークの処理状況や金融機関によって多少前後しますが、筆者はハローワークに行った翌々日には振り込まれてることが多かったです。

3ヶ月のコースに通ったら、いくら手当をもらえたか公開

筆者が公共職業訓練に3ヶ月通った際にいくらもらえたかを参考までに公開します。

  • 訓練期間・・・1月11日〜3月31日
  • 基本手当・・・日額5,054円
  • 定期代・・・・月6,460円
対象期間 基本手当 受講手当 通所手当 1ヶ月の合計
1月11日〜1月31日 5,054円×15日=75,810円 500円×15日=7,500円 (日割り20日)4,168円 87,478円
2月1日〜2月28日 5,054円×18日=90,972円 500円×18日=9,000円 6,460円 106,432円
3月1日〜3月31日 5,054円×22日=111,188円 500円×7日=3,500円 6,460円 121,148円

基本手当・受講手当・通所手当(対象の方は寄宿手当)が足された合計金額が支給され、3ヶ月の合計は、315,058円でした。

まとめ

まとめると、下記のとおりです。

  • 基本手当・受講手当・通所手当の対象者は雇用保険受給資格者
  • 雇用保険受給資格者ではない方は職業訓練受講給付金が受けられる可能性がある。
  • ただしそれぞれの手当には上限や対象者などの注意点がある
  • 金融機関によって多少前後するが、月末締翌月中旬に振込がある。

職業訓練制度を知っている人と知らない人では大きな差が出てきます。

職業訓練を受けて支給されるお金をうまく活用して転職活動につなげましょう。

訓練校の種類についてもっと知りたい方は下記をどうぞ。

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